糸満を愛する いとまんちゅ (掲載記事)

サンフルーツ糸満

2015年12月14日 23:17

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 糸満市の情報誌、2013年 8月号 【広報いとまん】 だいぶ前になりますが…
トリプルあい I I I な人 「満をするとまんちゅ」 に掲載され、
ご存知な方もいらっしゃるかと思いますが、記事の全文をご紹介します。






お客さんの喜ぶ顔が見たい
こだわりマンゴー沖縄県知事賞

マンゴー農家 山城栄徳 (やましろ えいとく) さん


  南波平に住むマンゴー農家の山城栄徳さんが、「第6回沖縄県マンゴーコンテスト」で
最優秀賞の沖縄県知事賞を受賞。 一昨年に続き、今回で2回目の受賞となりました。
  山城さんは、南波平にある1,500坪のビニールハウスでマンゴーを栽培しており、市外
で栽培している分も含め年間約15トンを出荷しています。 収穫時期の「旬」を迎えたマン
ゴーには、一つ一つの実に丁寧に袋がかぶせられ、日よけがされています。
「マンゴー栽培を始めて8年目になります。 収穫は今年で5回目。最初の3年は枝作りに費
やしました。 マンゴーは高額で売れるし、ハウスさえあれば手間暇かからないと思って始
めましたが… やってみると本当に大変な仕事でした」 と振り返る山城さん。
「マンゴーはとってもデリケート。 ミツバチやハエを使って受粉させるんですが、温度が
20度以上にならないと活動しないので、ハウスにボイラーを導入するなどして温度管理を
します。
 また、太陽にほどよく当てながら日焼け防止もしましす。 この見極めがうまくできない
と、あっという間に枯れてします。 こまめな水やりと換気、害虫対策、新芽の間引きのほ
か、誘引作業といって苗木の高さを揃えるために 地面と天井から苗木をひもで引っ張って
調整します。 一年の中で最も気を使うのは梅雨明けのころ。日差しが一気に猛烈になり、
湿気も残っているので、天候を見ながら細かく調整しないといけない。 一年中休む暇はあ
りません」と、常に先手を打っての対応が必要だと話します。
「お客さんがマンゴーの箱を開けた瞬間に、まずはきれいな色と形で喜んでほしいので選
別も自分でします。 見た目と味が両方そろって初めて商品になります。 農家が汗水流し
た分、良い物ができる。県知事賞を受賞したことはもちろんうれしいし、大きな力になり
ますが、まだまだ勉強が必要。 マンゴーの栽培は奥が深く、毎年反省点があります。
完璧な方法は絶対にありません。 収穫の時期に袋を開けて いいマンゴーが実っていた時
に、この仕事をやっていて良かったと思います。 これからも良い物が作れるよう試行錯誤
を繰り返します」 と笑顔で話ました。

(原文のまま掲載しています。)

 


沖縄県糸満市字南波平 232
サンフルーツ糸満 山城栄徳
TEL 098-(997)-2910




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